KFAWにおける初の国別研修を実施しました。
本研修は、コロナ禍で開催延期が続きましたが、大幅に開催方法を再検討し、対象者への1回目の研修としてオンラインで開催しました。
この研修は、ブータン国内の全24県に配置されたジェンダー・子ども・フォーカルポイント(女性と子どもの保護とケアを担当する保護管)とCSO、NGO担当者および警察官32名を対象とし、担当保護管として必要な知識を得るために、主管庁であるブータン国・女性と子ども国家委員会(NCWC)が働きかけ実現した研修です。
過去のKFAWが実施するジェンダー研修に参加したNCWCスタッフたちからの、研修への高い評価と、研修員帰国後も継続した情報交換やKFAWとの信頼関係により、研修実施が実現しました。
研修中に、ブータン国内が再度ロックダウンとなり、研修続行が危ぶまれましたが、主管庁であるNCWCとKFAWでの迅速な開催方法協議を行ったことで、無事研修を修了することができました。
32名を対象としたオンライン研修でインタラクティブに実施する工夫として、グループごとのディスカッション実施や、オンライン上のホワイトボードを使用してグループワークを行うことで研修員同士が意見を述べやすくなり、研修員たちの次回研修参加への意欲につながりました。
次年度は来日が叶えば、この32名が来日し、北九州市で研修参加する予定です。