当財団では、男女共同参画社会の実現に向けて、世界の女性たちが抱える課題を共有し、相互理解を深めるため、11月13日に「アジア女性会議―北九州」を開催しました。
今回、同会議に合わせて、パネリストとして参加した当財団の海外通信員が、市内2校を訪問し、地元高校生たちと交流しました。
来日したのは、米国シアトル市役所で地域産業の振興にかかる広報の仕事を担当しているカーリン・ツアウグ・ブラックさんです。プログラムでは、アメリカでの高校生活、クラブ活動、日本への留学経験、外国語を学ぶ楽しさなど、彼女の高校生時代を、日本語と簡単な英語で振り返っていただきました。
カーリンさんからは、日本へ留学していた頃を振り返って「語学の習得のためには、失敗を恐れずたくさんの人とコミュニケーションをとることが大切」、また、自身の阪神大震災での経験をとおして「外国語は、いつどんな時に役にたつか分からないので、日頃から勉強しておいたほうがよい」といったメッセージがおくられました。
生徒からは「日本の高校生活とアメリカの高校生活の違いは?」「日本に留学をしようと思ったきっかけは?」「シアトルってどんなとこ?」といった質問が出されました。
このプログラムへの参加を通じて、地域社会とのかかわり方や、職業の選択と働き方、そして家族と仕事との調和など、生徒自ら進んで自分の人生設計を考えるきっかけになったのではないかと思います。
カーリン・ツアウグ・ブラックさん
実施日 平成22年11月15日(月)
(1)福岡県立小倉商業高等学校
・対象 1年生
・時間 3時限目(11:00-11:50)
(2)九州国際大学付属高等学校
・対象 国際コミュニケーションコース
(1~3年生:40名)
・時間 7時限目(15:20~16:10)
詳細 配布ちらしはこちらからダウンロードできます。