KFAWでは、ジェンダー平等や女性と少女のエンパワーメント(SDG5)の視点から、客員研究員による調査・研究を行っています。 これは、国際的動向をジェンダーの視点から見ることによって、国内の課題を明らかにし、ひいては北九州市のジェンダー平等社会の実現に貢献しようというものです。2022/23年度の2年間にわたる客員研究員2組の研究報告会を開催しました。
報告1 「日本の起業活動の男女間格差と非三大都市圏の女性起業支援策」
建井 順子(島根県立大学准教授)
報告2 「80年代日本のエコフェミニズム論争を総括する―
〈青木・上野論争〉の5つの争点をめぐって」
森田 系太郎(立教大学兼任講師)
1.日時 2024年3月9日(土)14:00~16:00
2.場所 北九州市立男女共同参画センター・ムーブ5階小セミナールーム
(オンライン視聴会場、およびオンライン配信(Zoom))
3.参加者 44名(会場3名、オンライン41名)
報告1 起業について先行研究の多くは、既存モデルを前提としたうえで、いかなる支援が必要かという議論・結論に収斂しがちであるが、報告者は、起業活動にはその地域の構造が密接に関わると考え、岡山県で起業した女性たちへの取材をもとに、持続可能な地域経済のために女性起業家にどのような支援が必要であるかを考察し報告した。
報告2 80年代日本のエコフェミニズム論争=〈青木・上野論争)を、40年経った現在の学術的地平から総括し、〈人新世〉という環境危機の現代におけるエコフェミニズムの意義を再考し、報告した。
詳しい内容は
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