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国際研修

行政官のためのジェンダー主流化政策2015を実施(2015年6月12日~7月8日)

(公財)アジア女性交流・研究フォーラム(KFAW)では、毎年、独立行政法人国際協力機構九州国際センター(JICA 九州)の委託を受け、開発途上国のジェンダー主流化を担当する中央政府及び地方政府の行政官を対象に研修を実施して います。当研修の目的は、開発途上国において、男女共同参画社会実現に向けて、ジェンダーの視点を主流化する施策を総合的かつ効果的に推進することができる行政官を育成することです。2015年は、6月12日(金)から7月8日(水)までカンボジア、エルサルバドル、ナイジェリア、ネパール、東ティモール、 パプアニューギニア、サモアの7カ国7名の行政官を対象に研修を行いました。

研修員たちは、それぞれの国のジェンダー主流化に取 り組む状況や課題を「カントリーレポート」という形で発表し、ディスカッションしながら問題点を互いに分析し、時には自国の取り組みを例にアドバイスし、相互理解を深めました。研修は、「講義」、「ワークショップ」、「視察」、「発表」 で構成され、ジェンダー主流化のための概念、手法、理論などを包括的に学ぶプログラムで構成されています。「予算のジェンダー分析」、「災害とジェンダー」など学 際的な視点の講義に加え、ワークショップは、ディスカッション等を交え実践的に学びました。

 

広島での講義と広島平和記念資料館訪問、北九州市内 の保育園、小学校視察に加えて、福岡県内の農村を訪問し、 講義、視察、意見交換を取り入れた研修を実施しました。さまざまな現場で視察研修を行うことで、より深いジェンダーの視座で知識を深めることが目的です。

 

1カ月間の研修でしたが、各国の環境や課題が異なる中で、研修員たちは互いの国を尊重し、理解し合える関係を築くことができました。研修の最後には、自国で取り組むためのアクションプラン発表会を行い、研修を終了しました。