1.日時 | 2011年6月1日(火)10:30~16:00 |
2.場所 | 韓国・忠清南道女性政策開発院(CWPDI)大講堂 |
3.テーマ | 「韓日の女性の地域における政治参加」 |
4.参加者 | 約100名 |
5.主催 | (財)アジア女性交流・研究フォーラム (KFAW) 忠清南道女性政策開発院 (CWPDI) |
第1セッション出演者 |
今回のセミナーは、「韓日の女性の地域における政治参加の拡大方策」をテーマに、女性の政治参加を拡大させる多様な方策を公表する目的で開催されたものです。
韓国では、セミナー翌日の6月2日に地方選挙、日本では7月に参議院選挙が行われるという状況下で、テーマとしても時宜を得たものでした。
午前の第1セッションでは、「韓日の女性の地域における政治参加」の事例と経験を中心に発表を行い、続く午後の第2セッションでは、「日韓の女性の地域における政治参加」の活性化方策に焦点をあて進行しました。
午前 | 第1セッション 韓日の女性の地域における政治参加:事例と経験 座長 吉崎邦子(?アジア女性交流・研究フォーラム 理事長) |
発表1 議会活動を通じて見た政策形成過程 キム・スックヒャン(金淑香 慶尚北道 道議員) | |
発表2 市民レベルでの女性の政治参加促進について 松尾まゆみ(元・北九州ミズ21/委員会委員) | |
討論者1 キム・ウィコン(金義坤 韓国国際政治学会 会長) | |
討論者2 チョ・ファソン(曹華聲 忠清南道女性政策開発院 多文化チーム長) | |
総合討論 | |
午後 | 第2セッション 日韓の女性の地域における政治参加:活性化方策 座長 チョ・チョンナム(趙政男 現代民族学会 会長) |
発表1 日本の地方における女性政治参加の拡大方策について 湯淺墾道(九州国際大学 副学長) | |
発表2 地域における女性の政治参加の活性化方策:ネットワークの概念と国内外の事例を中心として ソ・ホンジュ(徐憲柱 忠清南道女性政策開発院 社会福祉チーム長) | |
討論者1 オム・テッソク(嚴太錫 西原大学校 教授) | |
討論者2 ファン・チャンヨン(黄昌蓮 忠清南道女性政策開発院 女性人的資源チーム長) | |
総合討論 |
第2セッション出演者 |
セミナーは、発表を行ったあと、討論者がそれに対するコメントおよび質問を行い、総合討論へと続き、会場の質問をはさんで、座長がまとめるという形式で行われました。
午前のセッションでは、ミズ21のような市民が行政に提言するという北九州市のシステムが、韓国では新鮮さと大きな関心を持って受け止められ、これに関する質問が目立ちました。また、午後のセッションでは、女性の政治参加拡大に大きな影響を果たす要素として、選挙制度とネットワークに焦点をあて討論が行われました。
午前、午後をとおして、熱心に討論に聞き入る韓国の聴衆の姿が、とても印象的でした。